コメンテーターをやりたいと思うんです。テレビとかでひな壇に座って、世間のニュースにあーだこーだ言うやつ。あれ得意だと思うんですね。薄く浅く世情をカバーしながら、チクリと突きつつ、穏便にその場を流すって僕がもっとも得意とするところでもありますし、いけると思うんです。

ただ、それにあたっては肩書きがないなと思うわけです。あのコメンテーターという仕事は、何を言っているかというのは二の次で誰が言っているかというのが大事なわけです。どのジャンルの人、どの属性の人から共感や反発を集めるのか、どの内容をカバーできるのか、そういう部分で先に布陣を決めるわけです。

そこにハマるには、何らかのポジションを示す肩書きが必要であると思い至りました。「この人、ほんと何言ってるかわかんないし、クソみたいな話しかしてないのに」って思う人でも、よく知らない会社の社長だとか聞くと、何となく社長様のコメントとして拝聴する感じになるものです。経済関係とか。

一応僕も「プロフェッショナル・スポーツ・ブロガー」と名乗っているわけですが、これってほとんどハイパー・メディア・クリエイターと一緒の蔑称じゃないですか。自分で付けておいてなんですが、蔑称を名乗るといきなり「蔑称でいいんだ」って感じになるのはリアルに不都合です。

だもんで、会社を作ろうと思ったんです。ペーパーカンパニーを。その代表取締役社長として、社長様のコメントを世間にぶつけていこうと。ところが会社作るのってタダじゃないらしくて、何やかんやで30万円くらいかかるというのです。それはガマンできないじゃないですか。起業したい若者を応援する気持ちがこの国にはない!

今日は会社のオジサンにその不満をぶつけながら、会社社長以外で、勉強もせず、努力もせず、すぐ名乗れて、コメント拝聴感がある肩書きはないものかと真剣に検討しました。オジサンは「ひよこ鑑定士はどうだ」とか言ってきて、「それじゃ、揉め事の最初に『ヒヨコは黙ってな!』とか相手にキラーワード渡しちゃいますね」と却下したり、真剣に考えたのです。

で、デザイナーと作曲家はどうかなと思いました。嘘じゃないですよ、もちろん。デザインもしてるし、曲も作ってます。年賀状の絵柄考えたりとか。オリジナル鼻歌とか。「舐めてる」みたいな感じで怒られると恐縮ですが、舐めてるわけではなく、嘘にならない範囲で突っ張れるものを探したらそうなったということなので、そこはひとつご了承いただきたい。

そりゃ、すぐに実態を見抜く人もいるでしょうけど、大抵はそこまで深堀りしませんからね。僕も遠い知り合いに作曲家の人がいるんですけど、そう言えばその人の曲を一回も聴いたことないなと思ったら、案外いけるんじゃないかなと思いました。

「作家」もいいかなと思ったんですけど、何か、「この人ダメなのにうまいことやってんなー」と思う人が高打率で作家を名乗っていて、半分蔑称みたいに見えてきたので、それはパスしました。あとは「哲人」とかですかね。哲学者っていうと学ぶ気がゼロなので嘘ですが、哲人なら嘘にならないのでいいかもしれません。

あとは究極のヤツですが「アンバサダー」。とにかくいろいろなものをアンバサしていく立場ってのは、公式に認定されているかどうかさえ気にしなければ、嘘にはならないのですごく使い勝手がいい気がしています。

という感じで積み上げまして……

デザイナー/作曲家/哲人/相撲アンバサダー/インターネッター/インフルエンザーA型/ミッターマイヤー/パラッパラッパー/タオルマフラー/フモフモコラム創業者/作家・編集者/コンビニマーケティングアドバイザー/スーパーマーケティングアドバイザー/カフェ評論家/働き方革命戦士/統計学アンバサダー/コンサルティングアンバサダー/ブーランジェリーウォーカー/アサヒスーパードライソムリエ(利き酒)/肩書きアンバサダー/アンバサダーアンバサダー/アンバサダーアンバサダーアンバサダー/ひよこ保育士/プロフェッショナル・スポーツ・ブロガー 

とかとりあえずこのぐらいでどうでしょうか。少し立派になりましたでしょうか。

1
こうやって考えると「●●●●/●●●●/●●●●」は信用ならんですね。

書こうと思えば、10個くらいすぐ出てくる程度のものなんですから。