この3日ほど週末仙台の話ばかりになっていますが、個人的な旅程もいくつかあったので、日記として残しておきます。

今回はJRの週末パスと仙台市営地下鉄の一日乗車券をダブルで持っていたので、足取りは非常に軽やかでした。電車に乗っては降り、乗っては降りで、気の向くままに往復できます。上下左右に何往復もしました。その大半は「週末仙台」めぐりでしたが。

仙台は杜の都なんて呼ばれていますが、文明と自然とが適度に合わさっていて、とてもいい具合です。街の近くをキレイな川が流れているだけで贅沢な気持ちになります。広瀬川、流れる岸辺。頭のなかにさとう宗幸さんがループします。

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五色沼の近くで。

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こちらも五色沼の近く。


川や木々を見ながら、さとう宗幸さんのモノマネで青葉城恋唄の1番だけを唄いつづけるという散策。季節もよく、たくさんの花があちらこちらで咲いています。春というか初夏というか、このぐらいの季節が一番鉄板でいいですね。どの街でも。駐車場で撮影したタンポポさえ輝いています。

七北田公園を訪れた際は、やや日も傾いていましたが、花壇が美しく、がらにもなく花など撮影してみたりします。この花壇の一角にも羽生氏が撮影をしたスポットがあるはずなのですが、どの花の前なのかはさすがにわからず、雰囲気だけおさえる感じに。

新しいカメラは今までより若干の画質向上があり、いわゆる「ボケ」も出るようになりました。オシャレなインスタによくある、手前の対象物はくっきりしているけれど、奥の背景はボンヤリしているというアレです。背景がボケているだけでオシャレになるから不思議です。

しかし、そのぶんピント合わせが難義するというか、手前の柱にピントが合ってしまって奥の人物がボケるとか、そういう難しさも感じます。パレードの際は、もう少し練習してくればよかったなと思いました。準備不足でした。「写真撮るの下手くそ選手権」もカメラの問題によるピンボケ作例が多いですよね。一瞬でバッチリのヤツを撮ってこないと話にならないプロってのは大変ですね。

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ボケ味が出るようになった。

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薄暗いところでもザラザラになりにくくなった。


ビジネスホテルでの悪戦苦闘と、パレード満喫を経て、帰りの新幹線までまだ半日あるという状態に。もう少し週末仙台巡りをしようかとも思ったのですが、少し自分の記憶を補強する意味で、思い出の地を巡ることにします。なにせ、駅ビルの名前すら盛岡と仙台とごっちゃにしていたくらいですから、その他の記憶もいい加減かもしれません。実際いい加減でした。

駅前の散策では「白松がモナカ」の店に入り、「私が昔好んで食べた三色モナカ(白餡・黒餡・ゴマの三種類の味がひとつのモナカに入っている)をくれたまえ」と財布を開いたところ、早速お店の人に「それはウチじゃないです」と返されました。僕的にはずっと「白松がモナカの三色モナカ」こそが思い出のスイーツで、ずっとそうやって言いふらしてきたのですが、どうやら何かが根っこから違っていたようです。ほんと記憶っていい加減。

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オヤツに一色モナカ食べました。

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オヤツついでにずんだシェイクもいただきます。美味。


おっかしいなーと首をひねりながつづいて向かったのは松島。なんとなく「海を見て帰らないとダメだろう」という気持ちになったので、松島に向かいます。幼稚園の遠足で行った、数少ない仙台の思い出である松島水族館は廃業しており、駅前も若干の寂れ感があります。ここまでくると羽生氏関連の人も少なく、Tシャツを着た人も見かけません。

こちらも数年前に訪れて、この景色を胸に刻んだはずなのですが、改めてくると何が違って何が変わっているのかまったく覚えていません。なので、またブラブラと歩き回って記憶を補強します。定期的に記憶を補強しないと、人ってすぐに忘れてしまうものだなぁと思います。また何かの機会にこようと思いました。

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海は穏やか。

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五大堂も人がまばらで寂れ感強し。


もう少し時間があったので、最後は昔住んでいた家を訪ねることに。建物の名前で調べて現地に向かうと、確かにこの辺だろうというあたりに、記憶通りの名前の建物がありました。しかし、実景は記憶と微妙に違います。こんな建物だったっけなという。

玄関はもっとゴージャスだった気がするし、色もこうじゃなかった気がします。裏手にまわると芝生があってそこで遊んだ気がするのに、そこには建物が並んでいてかつてどうだったのかはまったくわからない状態。1階の部屋が火事で燃えたことは鮮明に覚えているのですが、その痕跡も当然なく、しっくりくるところがひとつもありません。

似てるような気もするし、似てないような気もする。

現地までくれば「アーーー!これこれ!」みたいな何かがフラッシュバックしてくるかと期待していたのですが、どこにでもあるマンションで、何の感慨もわかないヤツでした。まったくアテにならない記憶と、まったく過去に執着のない自分に呆れます。「3軒のなかから当ててクイズ」とかだったら、3分の1で外しそうなくらいです。

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たぶんコレなのだが、こんなに正方形だったっけな…。


「人間は忘れてしまう生き物」というのを痛感する散策でした。何も覚えていないし、覚えていることは間違っています。青葉城恋唄も1番しか覚えていないし。こうして考えると、思い出話として語っている部分もどこまで本当なんだか心配になってきます。

「思い出は心のなかに」なんてことも言いますが、形も大事だなと。ていうか、形以外信じられないなと。自分の思っていたことは大体間違っているのですから、何でも写真と記録に残したほうがいいんだと再確認しました。自分のブログを読み返しても、「こんなこと言ってたのか…」と思うことが頻繁にありますし、人間ってそんな程度なのでしょう。こうした日記だけが真実で、記憶は間違いであると戒めます。

で、記録ついでにウソみたいな本当の話ですが、今回の旅程で僕は初めて読者さんの姿を見ました。読んでます、という人に会ったことはありますが、今まさに読んでいる人を見るのは初めてでした。仲間内の旅行でしょうか、「フモさんこんなこと書いてるわーw」とスマホを見せながら笑ってくれていました。ホントにいるんだなぁと思いました。嬉しかったので記録しておきます。メモしておかないと、またすぐに忘れてしまうので。